▼ドラマも “リアル熱風”・・・上半期キーワード “専門職ドラマ”
[スターニュース 2008年 06月 26日午前 09:11]

[上半期決算 ― ドラマ]
2008年上半期放送街のホットキーワードの中の一つは、“リアル”だ。リアリティー番組に多くの人的、物的資源が押し寄せたし、視聴者たちの関心が集まった。
ドラマも同じ。正統メロが不振の沼に陥った代わりに、専門職ドラマが視聴者たちの心を揺るがした。この中には、良くできた作品も、期待と違い視聴率面で苦戦した作品もあった。
3月初め始めた SBS ドラマスペシャル“オンエア”を始まりに、専門職ドラマのお茶の間占領が始まった。
特に今年は、専門職ドラマの代表ように分類される医学ドラマだけではなく、もうちょっと細分化されて、多様な職業群の話がブラウン管を通じて紹介された。
今年2月終映した MBC水木ミニシリーズ“ニューハート”が 医学ドラマとしての脈を守ったなら、“オンエア”は 専門職ドラマの曖昧な境界を崩す役目をやりこなした。
“オンエア”は、ドラマ作家、トップスター、ドラマ PD、そして マネージャーが一つのドラマを作って行く過程を臨場感あるように描き出した。これを、専門職ドラマで見る見ないに係わって異見がなかったのではなかった。 しかし、職業群の描写が、結局 話の核心だった点を考慮する時、専門職ドラマに分類しても構わないと言うのが、大体的な意見だ。
特に、“オンエア”の自己批判は、リアリティーの最頂点を見せてくれた。典型的なキャラクターと、蓋然性【確からしさ】が無視された話に点綴されてきた【てんてい、程よく散りばめられてきた】お茶の間ドラマが、これ以上 ニセ物話ではない“リアルな職業の世界”と手を取り合って、キャラクターに生命を吹き入れたこと。
保険会社の調査員を主人公にする MBC シーズンドラマ“ライフ特別調査チーム”、青瓦台【大統領府】を背景に熱血新入警護官たちの世界を扱った KBS 2TV 月火ミニシリーズ“強敵たち”、放送社報道局社会部記者たちの世界をいきなり解剖した MBC 水木ミニシリーズ“スポットライト”など。
今年上半期には、専門職ドラマを標榜してもなくても “専門職業の世界”をモチーフに、リアリティーを全面に立てたドラマたちが人目を引いた。
専門職ドラマの分類基準が何か、と言う問いを差し置くとしても、これらドラマは 少なくとも関連従事者や団体の諮問、あるいは支援を得て製作されたという共通点を持っている。
しかし、完成度高い専門職ドラマと評価を受けるには力不足である面があった。素材を扱う方式に対する評価が行き違ったし、アイデンティティ確立においてもジグザグな歩みを見せたこと。
ところが、千編一律的な話構造を繰り返し的に見せてきた これまでのドラマとは確かに差別化された試みだったし、素材とジャンルの多様化の努力の一環で始まった変化の動きという点で意味を残した。
専門職ドラマの饗宴は、今後とも続くように見える。料理人の対決が広げられる SBS “食客”と、文化財を取り囲んで起る多様な事件を描いた MBC 月火ミニシリーズ“夜なら夜ごと”が、すでに電波に乗ったのに相次ぎ、専門職ドラマの元祖格である MBC “総合病院 シーズン2”が年末放送を予定している。
下半期にも、専門職ドラマが専門職業世界のリアリティーと虚構世界の劇的楽しさで調和を成して 視聴者たちの愛を得ることができるか注目される。
★去年は、SBSのヒットしたドラマは『銭の戦争』くらいしか無かったって言われてたのに。『四神記』や『コーヒープリンス』が当ったMBCと、全く逆転してしまいました。
▼MBC ドラマ総体的難局 VS SBS 新ドラマ王国構築 ―より、SBS部分抜粋
[マイデイリー 2008-06-25 13:37:24]

最近ドラマ成績表を受けた各放送社の悲喜が、克明に行き違っている。
◇SBS、新 ドラマ王国 “飛上”
SBSが MBCを追い抜いて、新しい“ドラマ王国”に飛上している。
SBSは、現在 ドラマ部門先頭走者で ぐっと席に立った。“オンエア”に引き続き 、“イルジメ”が MBC “スポットライト”、KBS 2TV “太陽の女”を追い抜いて、水木劇1位を走っている状態から、月火劇部門まで平定する可能性を仄めかしていること。
去る17日初放送された“食客”が、この日一緒に出発した KBS 2TV“最強チル”を軽く弾き出して機先を制すると、後発組の MBC“夜なら夜ごと”の攻撃にも全然打撃を受けていない。視聴率調査会社 TNSメディアコリアによれば、24日放送された“食客”は 全国視聴率16.0%で、月火劇頂上の席を守成した。“最強チル”と“夜なら夜ごと”の つらい2者の争いが進行されている状況だ。
最近終映した MBC“イサン”との正面対決を避けるため、“不汗党”以後 “愛してる”と“東京天気雨”を穴埋め編成してまで念を入れた SBSの“食客愛”が、それなりに光を発しているのだ。
SBSは、25%以内の視聴率を記録する“幸せです”と 30%台を上回る“糟糠の妻クラブ”で、すでに週末ドラマ部門は平定した状態だ。朝ドラマも“水瓶座”が17%台まで現わして、頂上の席に留まっている。
そうであるかと思えば、SBS プレミアムドラマ“甘い私の都市”は、金曜日深夜という不利な条件でも話題を起こしている。視聴率面では平易な成績を見せているが、テレビ劇場とスクリーンの境界を崩すトレンディな感覚と、演出の細密さが引き立つ点が価値のあるドラマだ。
ちょっと脆弱な“帯ドラマ”部門さえ除いたら、まさに SBS ドラマの“黄金時代”が渡来したと言っても過言ではない。
[黄金時代を迎えた SBS ドラマたち、“食客”、“水瓶座”、“幸せです”、“糟糠の妻クラブ”、“イルジメ”(左側の上から時計方向に)。写真 = マイデイリー DB、SBS]
byどんぶらこ