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2000年 映画『不朽の名作』 ⑤

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▼ソン・ユナ“無個性の中の個性”ヨギョンは別の私!
[2000-12-12 interpara]

ソン・ユナの顔には、にきびのように何か目立っていた。
今まさに焦る愛を病み始めた女の顔に 可愛く出た吹き出物でもなくて、メーキャップが下手なせいで起きた細かいキズでもなかった。
それは、彼女の疲労を語ってくれる傷跡のように見えた。
去る数年の間、事実 彼女は休む隙間なしで駆けて来た。
そして もう一つの映画を選んで、自分の一年を整理する契機にしている。
23日封切る映画“不朽の名作”(監督シム・グァンジン、製作シネマサービス)。
映画の中で、彼女とひりひりとした愛を作っていくパク・チュンフンは、周辺の人々に「(ソン)ユナは、とても礼儀正しい女だ。 また、誠実で善良なこと言うにおよばない」として彼女に対する賞賛を惜しまない。
例の多くのドラマの中で見せた姿も、たいていそうだった。
教育者出身の父親の下で育ったおかげであろうか。
彼女を知る多くの人々の評も同じだ。
いざ自身は 「疲れてイライラする時も多いです。 ところが、ある日からなのか いつも礼儀正しくて怒りも出さない人と“烙印押されて”やめました」と言う。
ある一定の線を越えれば、それが他の人々のように喜怒哀楽の感情を表現する程度といっても、人々は間違いなく 自分を別に見るようになるだろうと言う。
それで、自分に対する周辺の視線が負担になる。
「ある程度まで気楽な人で、その“線”を越えれば 親しくなることが非常に大変な人のように感じるようで、むしろ相手方に負担を与える時も多いです。」
でも どうしよう。
それが自分を見つめる世の中の目であることを。
だからだろうか。
自分の中には 他の人たちと同じ両面性が生きていることを強調するソン・ユナは、“不朽の名作”のシナリオ作家ヨギョンも そうだと言う。
「何か決めつけるのが難しい人物です。 明確なキャラクターを持っていませんよ。
すべての女性の姿を持っていると言いましょうか?」 ソン・ユナは そんなヨギョンを見て、別の自分の姿を発見したようだと言う。
「すべての人は善良だ。 しかし、同時に他の面も持っている。 ただし、それを大きく表現しないだけだ。」 自ら“不朽の名作”の中のキャラクターに対して、このように結論付けた。
ソン・ユナは、そのように映画の中の人物に同化された。
新春文芸に当選するほどの才能と 明るい感性を持ったシナリオ作家だが、代筆作家で生きていく日常と、仕方ない人生の重圧感で エロビデオを演出する映画監督インギ(パク・チュンフン)の、ぱっと見 希望のないように見えるもう一つの日常。
しかし、その中で、いつか“不朽の名作”を作り出してしまうという希望を手放さない、インギとヨギョンのシナリオを媒介に継続する 暖かい愛は、ソン・ユナをして 新しい意欲を持つようにした。
そして、その意欲は他のところにつながる。
今月中旬から、インターネット放送cnztvのドラマを演出すること。
女主人公役まで引き受けて、1人2役をやり遂げるつもりだ。
純粋な少女漫画作家が、夢見た男に会うまでの過程を描く このドラマを、ソン・ユナは 「とても暖かいパステル風のドラマになること」と紹介する。
彼女の顔に少しずつ浮き出しているものが、再び眼に触れた。
少しは紅潮帯びた顔で、それは ときめきの跡のように見えた。
“不朽の名作”撮影中ずっと 「人物に嵌って、精一杯欲を出せ。 したい通りにしてこそ 全てのエネルギーを発散することができる」と助言したパク・チュンフンと共に 最善を尽くしたと信じる彼女は、そのように顔にときめきを表わしていた。

     ――――――――――  ―――――――――――

▼ここからオマケです。

上の記事にある「インターネット放送cnztv」ですが、今は閉鎖されているようです。

▼スター演技者たち “私も放送PD”宣言 
[2000-12-04 icross] より

インターネット放送局CNZTV(www. cnztv.com)が、去る27日から 演技者たちが直接演出した“スタードラマ”を放映している。

(中略)

CNZTVは、チャ・インピョをはじめ、コ・ソヨン、チャン・ドンゴン、チェ・ブラム、ソン・ユナ、チェ・スジョン、イ・ムンセなど 芸能人17人と、“恋人” “新貴公子”のイ・チャンスンPD、“ワンチョ” “悪い友達”のチャン・ヨンウPDなどが参加して、去る7月設立したドラマ専門インターネット放送局。

CNZTVは このドラマ【チャ・インピョの脚本・演出ドラマ】を始め、ソン・ユナ、チョン・ジュノ、ホ・ジュノ、ホン・ギョンインなど、株主で参加している演技者たちが演出した“スタードラマ”を引き続き製作、放送する計画だ。

暴力、わいせつ物だけが生き残るインターネット放送環境で、良質のコンテンツ、温かい話を伝達しようとの趣旨で企画されたCNZTVの“スタードラマ”に期待をかける。


▽そこで、ユナさんが演出とヒロインの一人二役を引き受けたと言うドラマですが、短編ドラマ『冬物語』【英語の題名は、”White Christmas”】だと思われます。

見たことは無いのですが、以前にいただいてきた画像があるので貼っておきますね。

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(次回は、いよいよ”ホテリアー”です。)

byどんぶらこ
by yoonaroom | 2007-07-18 19:44 | Comments(3)
Commented by Ttime at 2007-07-18 22:09 x
オマケも・とても楽しみにしていました!!
貴重な画像を拝見していると、“賢者の贈り物”や“最後の一葉”の
オー・ヘンリーのお話が浮かんできました。ユンアさんは、人の想像力を刺激する“something”をお持ちだと想います。
いつか、ユンアさんの演出・主演の『冬物語』を見てみたいものです。
どんぶらこさま “不朽の名作”を丁重にカバーして下さってありがとうございました。私の宝物に映画のプログラムがありますが、アップしてくださったレビューは、同様に大切にします。。。
Commented by Yoonanist at 2007-07-19 08:56 x
どんぶらこ様、このオマケ、びっくりです。「冬物語」どのようなストーリーなのでしょか。ぜひ見たいものです。ユンアさん自身の演出にも興味深々。
Commented by どんぶらこ at 2007-07-20 21:54 x
本当は本編を見たいですが、はたして本編と関連はあるのか分からないですが、MVをアップしてみました。

>人の想像を刺激する”something”
演出家や脚本家がユナさんを使いたがるはずですね~。
実はこの記事の頭に貼った画像は、韓国のファンの方が書かれたY2が主人公のお話のヒロインのイメージとして上げていたものを頂いてきたんですよ。