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[過去記事] 女性東亜 2000年5月号 後編


“どんな役割を受け持とうが、時間が過ぎればドラマが終わりますね”

海外旅行は、驚くべきことに 今回が初めてだ。 これまでCF撮影のため、香港、ニュージーランドなどに行ってきたのだが、純粋に旅行を目的に発ったことは ただ一度もないということだ。 昨年<ワンチョ>を終わらせて、<ワンチョ>チームたちとLAに行った時も、彼女は、ミュージカル観覧のためにニューヨークへ向かう他の人たちと別れて、CF撮影のために 一人で香港へ向かわなければならなかった経験がある。

「人々は、CF撮影のために外国に行くと言えば 遊びに行くものと思うけど、絶対そうじゃないです。 行き来する時間を抜けば、本当に 現地でぴったりCF撮影する時間だけ残るんだから。 家族たちも、私が外国行ってくる時ごとに プレゼントを買ってきたところ、遊びに通うものと思いましたよ。 無い時間を空けて買ってきたという考えは夢にもしなくて(笑い)。 今回こそ、本当に難儀したパスポートを、純粋に旅行目的で使用できて、とても嬉しいです。」

彼女には、パスポートに絡んだ忘れることのできないエピソードがある。 彼女がニュージーランドにCF撮影に行った時であった。 その時も、二編のドラマに重なる出演をしていた彼女は、難しく時間を抜いた。 代わりに次の放映分まで あらかじめ撮影しなければならなかったために、出発する日 夜中から明け方までもドラマ撮影をして、直ちに空港へ向かった。 問題は空港で発生した。 パスポートが満了したという事実を、彼女が分からなかったのだ。 彼女が午前10時の飛行機に乗れないと判断した広告チームたちは 先に出発して、後に残った彼女は パスポートを作るために家へ向かった。 ところが、今度は 自動車が問題だった。 ずっと正常だった自動車が、オリンピック道路の真ん中でパンクした。 結局、心身が疲れていた彼女は、涙を噴き出したし、難儀してパスポートを作って、夕方遅く出発することができた。

彼女が考えるカムバックの時期は、今夏。 休みたい心で、これまで出演提案が来たドラマ5編の台本を とりあえず送り返したのだが、その中に彼女の心をとらえた作品があった。 <ワンチョ>私<人の気も知らずに> <悪い友達>で引き受けた役割とは全く違う役割だ。

「三つの作品で引き受けた役割が 全部似ていたけど、物静かな役割だけ 度々しているから苦しかったんですよ。 それで、次の作品では 破格的な変身を試みるつもりです。 今は具体的に説明できませんが。 もし、その作品が 夏まで私を待たなければ出来ないこともあるからです。 もし、その作品を逃したらですか? それでは、その時新しく入ってきた作品中で選びます。 何か(笑い)。」

最近になって彼女は、劇中で主に従順な役割を受け持ったが、まさに彼女をスターダムに乗せたのとは正反対の役割だった。 今でもソン・ユナと言えば、<ミスターQ>で見せてくれた 冷たいイメージを先に思い出す人が多い。 それなら、彼女が好む役割はどんな方向だろうか。 <ミスターQ>のファン・ジュリのように、ドラマで“目立つ”人物であろうか、でなければ <悪い友達>のヨンソや、<人の気も知らずに>のスクチャのように、ドラマ自体に溶け込む人物であろうか。

「私は役の試み、常にその問題に悩んでいます。 時には 目立つのが良いようで、時には 埋められるのが良いようで。 すべての作品を、そのような形で悩みながら終わらせることになります。 面白いのは、どんなドラマでも 時間が過ぎれば終わる、と言いますよ。 目立つドラマでも、埋められるドラマでも。 私の考えで、演技者は ただ自分が選択したドラマに最善を尽くせば良いじゃないかと思います。 演技者は、多様な人物を演技する演技者であるだけですから。」

“今すぐにでも結婚したいけど、ボーイフレンドと付き合う時間がないです”

多くの演技者たちが スクリーンを憧れるが、映画に対する彼女の姿勢は格別だ。 演技者として 映画をしたい欲がないのではないが、自分は少し遅れたのではないかと考えると言う。 去る5年の間、休まないでドラマを着実にしてきたために、人々に自分を あまりにもたくさん露出させたということが理由だ。 そして彼女も、しばらく その問題で多く悩んだと言う。

彼女が映画に魅力を感じるのは、一つの作品で残るという点のためだ。 どうしても 毎週放映時間に合わせて忙しく撮影をしなければならないドラマは、相対的に作品という考えが減らざるをえない。 しかし、最近になっては この問題に関して真剣に悩んでみることができないのが事実。 悩む余裕を持つ程 のんびりと過ごすことができなかったためだ。

「その問題をどのように解かなければならないだろうか、それは まだ宿題です。 しばらく その問題で悩みもよくしたのに、最近では そのような問題に対して悩む時間さえなかったんですよ。 そのまま、私の考えはこうです。 映画というジャンルに対する欲を 最後まで捨てることはできないが、どうせ演技は皆同じなことだから、出来れば良くて、出来なくても出来ないんだって。 ドラマと違うように、映画をする時 感じる責任感は、あまりにも大きいですから。」

少しは模範答案を作って 曖昧に話すこともできたが、彼女の答弁は、あまりにも率直だった。 ある人々は、彼女の抜け目のなく見える容貌だけ見て しみったれと決めつけるが、彼女は意外に気さくで 率直な性格の所有者だ。 撮影がある時は 女性的で洗練された雰囲気を漂うスーツを主に着るが、普段 彼女は 楽なズボンにティーシャツ姿を楽しむ。 常に堂々としていて、自信あるように見える彼女にも、果たせなかった願いがあるか。

「卒業です。 私 まだ大学卒業できなかったです。 漢陽(ハニャン)大文化人類学科の4学年2学期に在学中ですよ。 何人かの方たちは 何をそのように卒業にこだわるのかと言うけど、私はそのように考えません。 いくら大変でも、学業は終えなければならないというのが、私の考えでしょう。 ところが大変ですね。 撮影する片手間に学校に通うというのが容易ではありません。」

結婚に対する考えはどうか。 今年 二十七の彼女は、結婚に対して無神経になれない立場だ。 彼女は「結婚です? 良い男さえいれば 今すぐにでもしたいけど、時間がないです。 時間があってこそ、誰かと付き合ったり結婚もするでしょうに、ってことです」と言いながら 力強く笑った。

(おわり)

byどんぶらこ
by yoonaroom | 2007-05-14 16:36 | Comments(0)