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[「THE K2」放映終了①] ソン・ユナ、悪女クラス高めた21年目俳優の底力

[スポーツ朝鮮 ペク・チウン記者 2016-11-13 10:44:10]

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やはりソン・ユナだ。

tvN金土ドラマ「THE K2」が12日放映終了した。「THE K2」は、戦争傭兵出身ボディーガード ケイトゥ(K2)(チ・チャンウク)と彼を雇った大統領選候補の妻チェ・ユジン(ソン・ユナ)、そして世の中と離れて暮らす少女コ・アンナ(イム・ユナ)の話を描いたボディーガードアクションドラマだ。

このドラマで断然輝いたのは、ソン・ユナの演技であろう。

ソン・ユナは、劇中でチェ・ユジン役を担った。 チェ・ユジンは、政治の新人だった夫チャン・セジュン(チョ・ソンハ)を政治スターに作り出したキングメーカーだ。 表面では温和で上品な内助の女王を演じるが、夫を大統領にして自分は腹違いの弟の代わりにJBグループの新しい会長になるという野望を隠している。 そして、その野望を成し遂げようと手段と方法を選ばない。

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キャラクター自体は明確な悪役だ。 チェ・ユジンは、夫の不倫で生まれたコ・アンナを徹底して隠して、彼女の存在を消そうとした。 自分と夫の前途に障害物になると判断したからだ。 その為に殺人者の寃罪を被るのも拒まなかった。 単純なキャラクターストーリーだったが、チェ・ユジンのキャラクターは、ソン・ユナという俳優に会って生命力を得た。 ソン・ユナの格別な演技のおかげだ。

今までドラマで見た悪女は、大きく二種類だった。 生半可な嘘で危機を免れて、窮地に追い込まれたらムカついて喚き立てる類、でなければ、さまざまな愛嬌と奸計でパワーマンに付いて身分上昇の夢を実現しようとする類だった。 しかし、ソン・ユナが演じたチェ・ユジンは違った。 自分の感情をありのまま表わして暴れることもなかったし、誰かの力に頼ろうとしてもしていなかった。 いつどんな状況に会おうが、感情を最大限節制し、淡々として冷徹に事件を解決していった。 細かいトリックでなく、政財界を揺るがすような武器を持って、自分の時代を作っていくこともした。 今まで見たことのない、能動的で主体的な悪女キャラクターを作ったこと。

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ソン・ユナの悪女演技に力を加えたのは、イ・ジョンジンだった。 チェ・ユジンの腹違いの弟チェ・ソンウォン役を担った彼は、コ・アンナを口実に、事あるごとにチェ・ユジンと対立した。 自分の野望を実現するために、お互いを噛みちぎるチェ・ソンウォンとチェ・ユジンの悪人ケミは、視聴者の背筋もひんやりした。 特にソン・ユナは、刃のような鋭い目つきと荒い呼吸、強く握った拳の血管など、ディテールを生かした演技で手に汗を握らせた。 『ソン・ユナは目つきで罵る』という言葉まで出てきたほどだ。 『ティクション【言葉の発音法】の女王』らしく、しっかりした発音と発声もまた相変わらずだった。 人の良いように裏をかくチェ・ソンウォンと、彼を見守りながら歯ぎしりするチェ・ユジンの呼吸がなかったら、後半部に行くほど山に行ってしまった話を掴んでおくことが出来なかっただろう。

18年ぶりに、1998年“ミスターQ”以来18年ぶりに悪女キャラクターを演じた彼女が、もう一度悪女演技のクラスをアップグレードさせたのだ。 ソン・ユナがいなかったら、「THE K2」の運命もまた変わっただろう。

byどんぶらこ
by yoonaroom | 2016-11-14 21:39 | Comments(0)