［ドラマXスタイル②］ 「THE K2」ソン・ユナの悪女メイクアップはこのように誕生した

［スポーツ朝鮮チェ・ジョンユン記者　2016-10-06 15:19:54］

俳優ソン・ユナが、悪女変身でテレビ劇場をひきつけた。 tvN金土ドラマ「THE K2」（チャン・ヒョクリン脚本、クァク・ジョンファン演出）が、たった６回で平均６．８％、最高７．６％の視聴率の高地を獲得して、熱い反応を集めているのには、ソン・ユナの隙のない演技とイメージ変身が大きな役割を果たした。世の中に暖かい微笑みが一緒にする優雅な態度、その後ろに隠された悪魔の顔まで、あっという間に行き来しながら、これまで見られなかった新しい顔として、劇中で演じたチェ・ユジンのキャラクターの力を生かしているためだ。

チェ・ユジンの不気味さは、黒い魔女の顔を徹底的に隠しているという点。 チェ・ユジンの二重的容貌を最大化する反転ビジュアルには、ビー玉のように澄んだメイクアップの力が大きかった。ビューティーサロン キム・ファルランミューゼネフの院長でありソン・ユナの専属メイクアップアーティスト キム・ファルランを通じて、「THE K2」チェ・ユジンのメイクアップルックについて探ろう。

Q. チェ・ユジンのメイクアップに名前を付けるなら？

A.『優雅な悪女メイクアップ』ということができる。劇中のチェ・ユジンの正体は、野望とカリスマで綴られた二つの顔の悪女だ。 これまでドラマや映画の中で具現された悪漢キャラクターといえば、硬くて強いメイクアップが主に思い浮かぶだろうが、チェ・ユジンはそうではない。かえって温和で優雅に演出して、その中に隠された　あくどい姿を逆説的に見せる。 俳優ソン・ユナの演技自体から吹き出てくるカリスマを信じたので可能だったルックだ。

Q.チェ・ユジンの『優雅な悪女メイクアップ』が誕生した過程が知りたい。

A. シノプシスを綿密に検討して、正確にキャラクターを分析して、また分析する作業を経た。俳優と一緒にお互いの意見を十分に討論する時間を設けることも重要な過程の中の一つだ。 残酷だが軟弱な、二重的な面を持ったチェ・ユジンを演じる俳優ソン・ユナを通じて、高級な雰囲気の悪役を表現したかった。目の下、眉毛、微細な口元の動きからも感情変化を伝える俳優なので、感情の幅が大きくなるにつれ、メイクアップは冴えて優雅に表現される。

Q. ４回の韓服シーンが印象的だった。チェ・ユジンのように豪華な韓服を着る時のメイクアップチップがあるなら？

A.韓服のメイクアップの最も重要なポイントは、肌表現とリップカラーだ。チョゴリの色、あるいはコルム【チョゴリの結び紐】のカラートーンとの整合性に釣り合うように演出することが重要だ。 チェ・ユジン着た韓服の場合、東洋人の黄色い肌のトーンを考慮して、ピンクとレッドをミックスして唇に赤みを付加した。肌のトーンがさらに華麗でありながら、生気があふれるルックを作ることができる。

Q.長い撮影や野外でもメイクアップを長く維持できる秘訣が知りたい。

A.密着力ある堅いベースが重要だ。 基礎工事がうまくいっていてこそ頑丈な建物が完成されるように、メイクアップの持続力を高めるには、ベースに最も精魂を込めなければならないのが事実だ。だが、メイクアップ前の基礎スキンケア段階で欲張れば、メイクアップが肌になじまなかったり浮く場合があるので、注意しなければならない。 一段階のスキンケア製品を塗っても、薄く何度もレイヤードすることが重要だ。ファンデーションの段階もこれと同じだ。 むやみに塗るのは禁物、伸ばして塗って叩いて、また伸ばして叩くのを繰り返して、時間と精魂を込めなければならない。

Q.チェ・ユジンのメイクアップに欠かせない代表ビューティーアイテムがあるなら？

A. ペースオイル。 劇中のチェ・ユジンは冷たくて残忍な女だ。 だが、これを逆解釈して、優雅で高級なイメージを演出するにあたって、元々綺麗な肌のように表現するベースメイクアップは最も重要なポイントだ。スキンケアの最後の段階でペースオイルを薄く包むように塗れば、ややもすると不足だと感じられる基礎段階を満たすことができて、しっとりとしてツヤのあるベースを完成するので欠かせないアイテムだ。

ｂｙどんぶらこ