▼“平行理論”? ドラマ、似た設定に泣く
[イーデイリー 2012-11-26 20:18]
人気作の設定に従ったドラマが、前作に達し得ない視聴率に泣き顔だ。
最近ドラマ業界では、ほぼ同時期に類似の設定を持つドラマが、雨後の筍のように製作される現象が続いている。 人気作の成功要因は維持するものの、いくつかの設定に変化を与える方式で人気を踏襲しようとする算法だ。
最近 SBS月火ミニシリーズ“ドラマの帝王”でもSBS水木ドラマ“大風水”、SBS週末ドラマ“五本の指”などが、先行したドラマの中の類似の設定を取ってきて視聴者攻略に出た。 “ドラマの帝王”は“オンエア”、“大風水”は“根の深い木”、“五本の指”は“製パン王キム・タック”などと似ている。
“ドラマの帝王”は、去る2008年放送された“オンエア”同様ドラマを作るシステムを全面に扱う。 だから類似性も多い。 トップ俳優とPD、作家、ドラマ製作社など、ドラマを作る人々の直間接的な葛藤を扱う。
人気があるが気難しい性格のトップスター(“オンエア”キム・ハヌルVS “ドラマの帝王”チェ・シウォン)、困難の中で台本を完成させる作家(“オンエア”ソン・ユナVS “ドラマの帝王”リョウォン)、ドラマ内の葛藤をコントロールしながら製作に着手する製作者(PD)(“オンエア”パク・ヨンハVS “ドラマの帝王”キム・ミョンミン)など、類似の構図が伺える。
“ドラマの帝王”は、人物の間の葛藤構図を維持しながらコミック的色彩を加えた。 “オンエア”が 主な人物の間の葛藤にもっと集中したとすれば、“ドラマの帝王”はドラマを作りながら起こる笑えないエピソードを強調して差別点を置こうとするのが特徴だ。
<中略>
視聴率は前作に達し得ない。 各自が差別化戦略に立てた点が、視聴者を説得できなかったという評価だ。 SBSのある関係者は「一つのドラマがヒットを打てば、似た設定のドラマのシノプシスが相次いで作られる」として、「大きな悩みなしに成功ドラマの要件だけに従うのでは、視聴者たちの視線を捉え難い」と指摘した。
byどんぶらこ