ソン・ユナ “子よ、これだけは私に似ていないで！”

［TVデイリー　2010.01.15(金)14:07］

俳優ソン・ユナは、彼女が愛するお母さんと似る。

自身より大切な子供への愛の、伝統韓国式家屋のような心。 微笑の後に隠された悲しみの涙のようなもの。
彼女のお母さんがそうであったように、彼女も、劇中の娘ソラにウェディングドレスで永遠の印鑑を押す。

１月１４日「ウェディングドレス」（監督クォン・ヒョンジン）封切りの日、鍾路区（チョンノグ）　フレイザースイーツホテルで、主演俳優ソン・ユナに会った。
キュートなファッションが、うんと幼く見えた。
美しい人は妊娠をしても美しいなと、羨ましかった。

主人公コウン（ソン・ユナ）は、ウェディングドレスデザイナーであり、シングルマムだ。
劇中　胃癌末期の彼女は、９歳の年が足りないくらい早く分別がついた娘ソラ（キム・ヒャンギ）のために、世の中にただ一つだけのウェディングドレスを残して逝く、悲運の感性演技を披露した。

今日初めての映画封切りの心境を聞いてみた。
「私どもの映画が、小さい（低予算）映画だから現実的に心痛いが、私のためにでなく、この映画を作った方々のためにも、興行に成功すればという願いが率直です。」

また映画に対する評価に対しても
「このように、良いレビューがたくさん出たのは初めてです。 はなはだしきは、そのレビューなどを見て気になりました。 ひょっとして、私どもの映画が哀れで、記者の方たちが良く評価するのか、本当に良い映画とよく書かれるのか、気になりましたよ。 良いレビュー記事に感謝申し上げます。」


最近ニュース報道によれば、過去とは違って娘を好むと言ったが、本人の意中を尋ねた。
「そうですか？ ところが、私の周辺では本当に変だね。 皆、息子を産みたがったのに.・・」
笑って、自身は息子でも娘でも本当に関係ないと言った。

俳優ソン・ユナは、家で果たしてどんな娘なのか気になった。
「私は、ママに親切な娘例です。 普通　ママと娘の関係を見れば、世の中で最も近くて愛する関係にもかかわらず、彼女たちは、ママにがみがみ言う場合が多いでしょう。 ところが、私は違います。」

ママに対する切ない心を、言葉で尽くすことが出来ないが、それと関係なしに表現しても、親切でやさしくするべきだとして、幼い時から今まで実践して暮らしていると言う。

「私がママに親切でなければ、うちの母さんが悲しくないだろうか？」という心が契機になったと。

「うちの母さんは、表面では本当に明るい方です。 友人の方も多くて、愛嬌も多くて。 ところが、正反対に本当に弱い方でしょう。 何でもないことでも、子供たちはママに　何だかんだと言えるでしょう？ 私どもを懲らしめることもできなくて、一人で部屋で涙流される方です。 そんな心をよく分かるから、ママにむやみに出来なかったんですよ。」

ママの弱い面をとてもよく分かって、無愛想だったり、かんしゃく一度起こさない、内深い優しい娘。
記者がしばらく恥ずかしかった。

とりわけも、ママという単語の前では、しっとりとした目を隠すことができないソン・ユナの別の姿を見た。


「ウェディングドレス」のソン・ユナとキム・ヒャンギの愛の方式と違い、彼女が指向する母娘観に対して聞いてみた。
「そうですね。 ママになって、ママに対する考えを特別に変わらせるようになった変化は無いよ。 時々、本当に理解できない母親たちがいることは、いましたよ。 世の中の母親たちの子供に向かった表現が、なるほど惜しくはあっても、ママの愛を　子供があえて是非を言うのではないようです。」

実際に妊娠後、ママに対する格別の考えと切なさが　さらに深くなったと言う。

来る８月初め　会うようになる赤ん坊に、自身のこのような点は似ていなければ、というものがあるかと言った。
「考えてみたことなかったが・・・ 私が、表面で非常に明るい性格だと、人々は皆そう言うと思います。 そして、親切な人で知られて、いつもそうするだろうと感じるだろうが、私もやはり人でしょう。 腹が立って気に病んで、傷でケガした心を解くことができなくて、内に病む方です。 私も自ずから　ちょっと苦しいです。」

インタビューを終えた記者に　玄関入口まで出迎える身に付いた親切さ、彼女と彼女の分身、未来の子に祝福を送る。

ｂｙどんぶらこ