[韓国日報 2009-10-22 06:27]
ウェディングドレス(上)、ハーモニー
“ウェディングドレス” “ハーモニー” 封切り控えて
“'エジャ” “釜山” 観客呼応繋ぐよう
家族を主題にした映画が浮き上がる。
映画 <エジャ>に引き続き <釜山>が観客の呼応を得ているなかで、<ウェデイングドレス>と<ハーモニー>など、母娘、父子の間の情を描いた映画が相次いでいる。 20日午後10時30分現在 映画館入場券統合コンピュータ・ネットワークによれば、<エジャ>は182万7,710人、<釜山>は10万2,191人の累積観客数を記録した。
先週末からこの日までの観客基準では、 <釜山>は5位、<エジャ>は8位で、堂々と10位圏の中に入った。 これら映画は低予算だが、お父さんと息子、お母さんと娘の切ない愛を描いたという点で、観客を劇場に呼び集めている。
封切りを控えている<ウェデイングドレス>と<ハーモニー>も家族の話だ。 <ウェデイングドレス>は、余命がいくらも残っていないママ(ソン・ユナ)が娘(キム・ヒャンギ)のために、世の中に一つだけのウェデイングドレスを作るという内容だ。 来年初め封切られる<ハーモニー>は、特異な環境の中のお母さんを描く。 キム・ユンジンが刑務所に収監されたまま赤ん坊を産んで、満1才誕生日のお祝いまでする内容がヒューマンドラマで扱われる。
誰にも深い感動で近づく家族の存在を より一層涙ぐましくさせる素材は、まさに闘病だ。 <釜山>では 息子ジョンチョル(ユ・スンホ)が腎臓癌にかかって、<エジャ>では お母さん(キム・ヨンエ)が死亡宣告を受ける。
極端な状況で より一層大切さを感じることになる家族の存在を浮上させるためだ。 <釜山>は、人生のどん底のテソク(キム・ヨンホ)とカンス(コ・チャンソク)を通じて、荒い男たちの話を扱うようだが、結末は、切ることはできない父子の間の粘っこさに帰結される。
<エジャ>も、やっかい者エジャ(チェ・ガンヒ)がお母さんを世話して抱く過程で、観客の涙腺を刺激して、秋夕(チュソク)以前に封切られたのに相変らず ボックスオフィス10位圏中に着実に留まっている。
過去、チュ・ヒョンとスエが主役を演じた映画<家族>が父娘間の愛を、チャ・スンウォンとリュ・トクァン主演の映画<息子>【先日NHK・BSで放映されてましたね】父子の間の愛を扱っていた。 これらの延長線で家族の情を描いている。
映画界のある関係者は、「景気が良くないほど、家族の温もりを描く文化商品は歓迎を受ける。 それと共に、物量攻勢よりは堅いシナリオと俳優の演技力に勝負を見る内容が充実している映画が、家族という素材と会って呼応を得ている」と話した。
byどんぶらこ