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映画 「1818」 1997年作品

ユナさんが初めて映画出演した コメディ映画「1818」(イルパルイルパル)は、興行的には全くの失敗作だそうで。 
翌年の「チャン」も、ユナさんはホンのチョイ役で出ただけなのに、ドラマ「ミスターQ」で人気がうなぎ登りになった頃と重なって主演級の扱いを受けて不本意だったと、ユナさんも言っています。
だから、2000年の「不朽の名作」で初めて映画俳優になったと、ユナさん本人は公言していますね。

それでも、どんな内容の作品だったのか興味があったので探してみました。
失敗だったせいか 「1818」は検索に引っかからないのですが、”CINE21”の批評と”あらすじ”が見つかったので、数少ない画像と一緒にご紹介します。

▼ 1818 
[ハンギョレ新聞社 1997年11月25日]

封切/ 11月22日 上映館/ソウル―ミョンボ、東亜、ロッテ芸術劇場
製作 イ・ウソク、企画 イ・ホソン、
脚本 シン・ボムス チャン・ファヨン イ・ギョンリュン、監督 チャン・ファヨン、
撮影 ク・キョハン、照明 チョ・キルス、同時録音 ファン・ソンギ、編集 キム・ヒョン、音楽 シナウィ、
出演 チョン・ジュノ ソン・ユナ キム・チュンシク イ・ジョンフン シン・グ、
配給 東亜輸出公社

映画 「1818」 1997年作品_e0114466_19143673.jpg
この頃韓国映画は卑しい言葉を“口に挟んで”暮らす。 映画祭の元老審査委員たちの気持ちを不快にさせる こんな不敬な現象は、<1818>【イルパルイルパル】で 最初から悪口を言われる会社を考案するに至る。 一方では、韓国社会が世知辛くなったためではないかと分析してみたり、でなければ 若い監督たちがあまりにも考えなしに悪口を他人に発しまくることではないかと横目で睨むけれども、それが現実であるだけに、国営化が“リアリティー”を回復していく過程にあるという証拠であると、解釈する善良な意見もある。 それでも<1818>が写実主義映画であるのではない。 漫画と映画の接続を積極的に試みた監督の“実験精神”は、世紀末の韓国政治社会に対する全方向隠喩と 風刺を含んでいるあらすじまで、そのまま繋がる。

97年の大統領選挙結果に対する予言が盛り込まれたことに設定された<格菴遺録別巻>【格菴遺録は、朝鮮中期の学者、格菴南師古が残した民族に関する代予言書。】が消える。 鶏龍山(ケリョンサン)で修道の挙句に、自身がこの土地の精神的指導者という妄想を抱いて下山したマルボク(ナム・ミョンニョル)は、部下の望遠鏡とヘッドホンに言って その後を追うようにする。 事件は、自害恐喝団“加里峰洞(カリボンドン)の口”(ソン・ミンソク)との対面を通して、“悪口をよく言われる”主特技に自信を得て、悪口を言われる電話を開設したマ・デギョン(チョン・ジュノ)。 彼らの望遠鏡に 社会不満勢力として捉えられながら展開する。 自称“王子”というチョボク(シン・グ)、宝くじ販売員から悪口を言われる従業員に職業を変えたホン・セイン (ソン・ユナ)も主演級に配置されている。

映画 「1818」 1997年作品_e0114466_19164198.jpg<1818>は、情報機関、マスコミ、宗教など、この社会権力側を総体的な笑い話で 見なすことを決意する。 国家安全を心配するマルボク一党は、誇大妄想と針小棒大、世論操作の象徴であり、バーバリーコートの裾を翻すTV記者は 半オクターブ上がった興奮した語調で 彼らの言論プレイによどみなく調子を合わせてくれる。 セックスの体位は 情報機関の捜査方式を遠回しに言う小道具で使われて、罵る口に対する抜歯拷問も時事的だ。

既存の韓国映画に対する攻撃的パロディも あちこちに陣を敷いている。 望遠(マンウォン)とヘッドが、<格菴遺録別巻>を盗みにクリ教祖の家に潜入する。 豚と花びら、美しい青年の額縁が並んで掛かっている。 豚の額縁の下に水がある。 しかし、その後に隠された金庫を取ってみるとガランと空いていたよ。 または、マ・デギョン逮捕に失敗した部下が マルボクの前で包丁で小指を打ち下ろす、そして 我慢強いどころか狂ったように悲鳴をあげる、このような形だ。

やたらに忠武路(チュンムロ)に攻め込んで演出部生活をして、やたらに映画会社に攻め込んで製作費を取り出した新人チャン・ファヨン監督は<1818>で “上手く行く人たち(または ものなど)”に対して言う言葉を全て言うことに決心したようだ。 また、忠武路映画であるだけに 笑わせなければならないという目的意識も大きかったようだ。 その結果、標的は広くて茶目っ気は多くなったし、したがって映画は 主人公マ・デギョンのように全く深刻 でなくて、軽くて、時々ちょっと足りなく見えることさえする。

監督の言うように、<1818>はあらすじが重要な映画ではない。 あらすじの説得力や人物の性格で映画の成否を判断しようとしたら、荒唐になるが易しいという意だ。 偽悪的な悪口と茶目っ気な幼いセリフの中に隠されている 新人の反骨精神を高く評価したら映画をおもしろく見られる。

チェ・ボウン記者 CINE21


”1818” あらすじ

映画 「1818」 1997年作品_e0114466_19183017.jpg1997年大統領選挙競争が表面化する頃、未来予言で世人の注目をあびてきた あるインチキ宗教家が誰かによって殺害される。 クリ教祖と呼ばれるこの宗教家は、未来の指導者を明らかにした本「格菴遺録別巻」の内容を知っていたと明らかになって事件が拡大する。

一方、世の中に対して格別悩みなく生きていったマ・デギョンという男の主特技は、他人に非難されること。 それで彼は700-1818という非難される電話を作る。 そして、宝くじを売ったホン・セインは 自分の宝くじを他人に売って1等に当選するや、宝くじ販売を途中でやめて非難される電話に入社する。

二人がすったもんだ痴話げんかをする時、「格菴遺録別巻」の行方を知っていると推測される王子という老人が現れるが、何も分からないデギョンとセイン。

他の一方には、マルという妄想家がいる。 彼は自分を未来の世界を担う精神的指導者と確信する。 彼は「格菴遺録別巻」が自分の立場を確かにすることと考えて 行方を探していている間に“非難される電話”を発見する。

世の中に対する不満を打ち明ける非難される電話! 不純な集団! その不純な集団に「格菴遺録別巻」を知っている王子が出入りする。 無茶に判断したマルとマルの部下のマンウォンとヘッドは、非難される電話を追い始めるけれど・・・・・・・・・・・・

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byどんぶらこ
by yoonaroom | 2007-06-03 19:29 | Comments(2)
Commented by Yoonanist at 2007-06-04 09:10 x
興行的には失敗だったかもしれませんが、ユンアさんのミニスカ姿、男としてはドキっとします。今でも充分いけますよ!
Commented by soralier at 2007-06-05 00:48 x
1818って私の中でも謎だったんです。探していただいたのですね。でも風刺の効いたコメディーということは分かりました。ふふ・・yoonanistさん、やっぱり目の付け所が違うわ~