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MBCガイド バックナンバー/ 1998年11月

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すらりとした背丈と西欧的な容貌をそろえたスーパータレント ソン・ユナ。 演技経歴4年の間 主演級俳優で確かな道を歩いてきたのは、その外形的な条件に劣らず年齢にふさわしくない物静かさと誠実さがあったためだ。 MBCのミニ シリーズ<愛>【サラン】に続き、11月9日にお目見えする <advocate>で 能力があってしっかりしている弁護士“チャン・ヘミ”で視聴者たちを訪ねていく。

もう美女で俳優で! ソン・ユナ

タレント生活始めて4年。 これまでは練習だった。 これからが“本番”だ。MBCガイド バックナンバー/ 1998年11月_e0114466_1436129.jpg これからスーパータレント出身スーパールーキー ソン・ユナの本格俳優時代が開かれる。  11月第2週から放送を始めるMBC会心のミニ シリーズ<advocate>で、彼女は野心に充ちた勝負をかけた。 司法試験にパスして、研修院を経た後 ハーバード大学国費留学を終えて帰国して、28才の美女検事(後には弁護士)で眩しく活躍する 劇中の堂々とした女“チャン・ヘミらしく”の話だ。一番最初 台本を受けてみた瞬間、彼女の胸にびりびり感が来た。あ、この最高の配役の性格とは! タレントである以前に、女である以前に、代理満足である以前に・・・。 これよりもっと良い術はない! <advocate>は、言葉どおり それぞれ事情を持った弁護士たちが多数登場する、やや塩辛い人生ドラマだ。

そして、この作品は 国内のお茶の間劇場に初めてお目見えする本格法廷ドラマとしての試金石なのだ。 アメリカでは 法廷ドラマがテレビ連続ドラマの最も比重あるジャンルで脚光を浴びてきて久しい。 我が国でもそれが通じるだろうか? まだ誰も分からない。 しかし、イ・スンニョルという演出保証小切手が“ドラマ王国MBC”にいる。 彼が<advocate>を作ったら勝算が見える。放送関係者に知られた彼の存在の別の名前は“大当たり”。 <嫉妬> <パイロット> <予感> <派手な休暇>を作った張本人が、直ちにイ・スンニョルだ。 四十代初めの感覚派演出家と知られている彼が、今回はお茶の間の観客の意表を突くのに十分な<advocate>カードを取り出して、ミニ シリーズの真剣勝負に出たのだ。 ソン・チャンミン、イ・ヨンエ、パク・グニョン、チュ・ヒョン、シム・ヤンホン、パク・インファン、パク・チュアなど豪華キャスト陣が、すでに ぐっと緊張しているから、タイトルロールを引き受けたソン・ユナに至っては さらに言うまでもないことだ。 去る4年間の “タレント練習”はもう終わった。 今<advocate>の蓋を開けて、本当に俳優ソン・ユナに生まれ変わることだけ残った。 演出陣、演技陣の面々と覚悟がこの位なら、さあ、今後を見てこそ分かるだろうが、物静かな晩秋のお茶の間劇場が とりあえず ざわつくことだけはする。

「当然緊張するでしょう。配役が一応そうじゃないでしょうか。 しかし、実は私はそれほど心配しません。 綺羅星のような先輩たちがよく導いてくれて、まず信頼できる監督先生がいるからです。」 お世辞のようだが、意外にソン・ユナには その年齢にふさわしくない余裕がある。 言葉どおり 作品と演出家に対する信頼のためだとか、でなければ、彼女自身が まず仕事の人間関係の常識を尊重するだろうと分かる徳性の所有者であるためであろう。 現職の高等学校の先生の娘として、彼女は穏健な家風の下 幼い時から家庭教育を正しく確かに受け取ってきた。 単に、そのまますらっとしている体つき、さっぱりした目つきが 彼女をスーパータレントに作ったのだろうか? そのような身体的条件や容貌が 彼女をタレントに作ったのだろうか? それに対する返事は 多分“違います”であろう。 人物を見る放送会社人々の目が、そのように上辺ではないのだ。 ばんばん浮かび上がって飛びかかるとか、無理しようと思わない物静かさが彼女にある。 彼女の物静かさから 人間的な誠実さも共に沸き出る。 スーパータレントに選ばれる時まで タレントになるつもりは夢にもして見なかったという彼女だが、それこそ運命的に与えられた自分の役割の仕事の前では 熱心と誠実をつくすと知られる。

激しい競争構図の中でも決して失わないで来た彼女の物静かさの余裕が、彼女を 出発から今までずっと主演級配役にだけ浮かび上がることができるようにさせた要因だったという考えをしてみる。 容貌の条件は多分その次であろう。

デビュー初年度の1995年度に<個性時代>、翌年に<輝かしい黎明>、昨年と今年に<暴風の中へ>と<竜の涙>(以上KBS)、 続いてSBS作品の<地平線向こう側>(1997年) <ミスター Q>(1998年)を経て、今年度の話題作<愛>でMBCと縁を結び始めた。この頃は、MBCミニ シリーズ<advocate>とKBS週末連続ドラマ<カード>【折鶴】の撮影作業の重なりに 走るのに目が回るほど忙しい毎日を送っているが、<カード>での配役が社交ダンスを教えるタンゴ ダンサーなので、<advocate>の“女性検事→女弁護士”の役割と極端な対応を成し遂げるとし、自身のそのような冒険的挑戦に自ら不思議に思う。 持った特技が何かという 質問のようでない質問にも、彼女は真剣だ。 「特技ですか? ほほほ・・・この頃習うタンゴの踊りです。 ああ、それあるでしょう? <女人の香り>【邦題:セント・オブ・ウーマン/夢の香り】でアル・パチーノが踊る踊りの話です。 西洋では タンゴはとても高級踊りですね。 とにかく、私の職業が今タレントじゃないの?」
だから、ソン・ユナは これからタンゴを踊る女弁護士になろうとするようだ

MBCガイド バックナンバー/ 1998年11月_e0114466_14413514.jpg“蛙目”という学校の時のニックネームせいで、自分の目つきに対して劣等感が多かったと言う告白。 きっと、彼女の並みはずれて可愛い目をねたましく思う心づもりだっただろう。タレント生活をする今、放送会社の中でのニックネームは“もう一杯”だそうだ。 録画を終わらせてスタッフらと当然集まっていく汝矣島(ヨイド)の定食屋の茶碗がとりわけ小さいというのが彼女の不満。 「ここにもう一杯ですーと私が叫べば、人々はそんなに面白いようです。 ほほほ・・・ 人々が笑おうが、私はそのままもう一杯もらって食べます。」 それがソン・ユナの強力な点だ。

誰に会っても いつも気楽だ。 何か役を担ったり、劇中の配役までも気楽だ。 どの状況でも、タレント ソン・ユナは落ち着いて物静かで気楽な女である。再修【浪人】を経て、三修【3浪】で心を無にして“気楽に”入ったところが 漢陽(ハニャン)大学校文化人類学科だった。 3浪をしなければならないほど 高等学校の勉強が出来なかったのかと尋ねる。その返事もまた きちんと物静かだ。 「私が学校の先生の娘なのにどうしてそんなに下手なこともありましたか? 試験運がなかったのでしょう。 高3の時、初めて学力考査を見た日・・・下痢になりました。 考査場で試験を終える途中、何と 6回もお手洗いに行き来するから、監督官の先生が、後で 最初から出入り口の横に席を変えてくれましたよ。 腹がぶくぶくして空が黄色い板なのに、どのように試験をちゃんと行うことができましたか?」 一年間熱心に浪人して得た学力考査の点数は308点。 その点数なら どの大学でも選んで行くことができた。 しかし、よりによってその年その科に 全国の300点台の秀才たちが大挙集まる異変が起きてしまった。 「最終カットラインが、そうね 312点だったのです。 開いた口が塞がらない! 私よりもっとあきれたのが誰だったと思いますか? うちの母さん、パパだったんです。 あ開いた口が塞がらない!」 同感する。 それが私だったとしても開いた口が塞がらなかっただろう。 「大学2学年の時だったけど、学校の先輩が、そうね 私もこっそりとスーパータレント募集に願書を書いて出したというのです。 そのようにして、1次書類試験に合格しました。 背中を押されて、しかたなく2次面接に出て行ったけど、2次でもどっきり受かったんですよ。 その時にやっとパパに用心深く話をしたところ、あきれて! 反対されると想ったパパが、何と言ったか分かりますか? “何だと? お前がタレントに受かったと? ははは・・・それ 気がきくな!” あきれて! 開いた口が塞がらない!」 それこそ運命の冗談のように、そのようにして、ソン・ユナは3浪の挙句に入った大学2学年の時、“あきれて”タレントになった。 もう俳優になることだけ残った。 <advocate>が期待される別の理由でもある。

彼女の長所は、誰に会っても気楽に対するということだ。 このような彼女の態度は、実生活でだけなく 自身に与えられた役割までも気軽に気楽に近付く。 どの状況でも落ち着いて気楽なこと、これが彼女の魅力で、短い時間のうちにトップの座を見越す隠れた力でもある。

文 イ・マンジェ フリーランス コピーライター
写真 イ・ウイリン フリーランス フォトグラファー
進行 マ・ミギョン
コーディネイター アン・ウンジン チョ・ウンギョン
ヘアー・メーキャップ パク・ソンヒ ソヒ・ド・ファム、キム・ミンア チョ・ソンアビューティフォーム
衣装協賛 Time、ハン・サンウォンブティック、DKNY、SODA

byどんぶらこ
by yoonaroom | 2007-05-15 14:52 | Comments(0)