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百聞は一見に如かず・・・テレビ劇場掌握した三人の女優 ―より抜粋

[聯合ニュース ユン・ゴウン記者 2014-10-07 06:00]

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ドラマの完成度と水準を巡って舌を打っても仕方ない。 可能性を巡って喧嘩をしても仕方がない。

だが、少なくとも彼女たちの演技は、ひとまず一度見て話さなければならないようだ。 通俗劇で会うとは期待しなかった花火熱演が、テレビ劇場を飾る。

放映終了を1~2週残したMBCTV“来た!チャン・ボリ”のイ・ユリ(34)とMBCTV<ママ>のソン・ユナ(41)、ムン・ジョンヒ(38)の話だ。

彼女たちの熱演は、地上波放送3社が野心満々に出す月火劇と水木劇が、総体的に難局の状況で、より一層話題だ。 また、力を集中した時代劇や史劇でもない、平凡な(もしかしたら平凡以下の可能性もある)通俗劇の中での熱演で一層価値がある。

(中略)

◇ソン・ユナ、ムン・ジョンヒ ―さしつさされつ シナジー効果の極大化

放映終了まで4回残った<ママ>も、その内容は新しいものではない。 典型的な新派劇だ。

だが、このドラマは、二人の女主人公であるソン・ユナとムン・ジョンヒの実力がたっぷり感じられる演技のおかげで、視聴の没入度を高める。

苦労の末成功したが、時限付きを宣告されて、とても元気な息子を独りで置き去りにしなければならないハン・スンヒと、そんなハン・スンヒが、実は自分の夫の子供を独りで育てたという事実を知らないまま心の丈を全て与え後頭部を殴られたソ・ジウンが、やりとりする感情と話は通俗劇の常套性を抜け出す。

『そのナムルにそのご飯』【同格同士のペア】でなく、同じ材料としても、人物の中に入った俳優の演技がどうなのかによって、新派劇演技も芸術の域になる可能性があることをソン・ユナとムン・ジョンヒは見せる。

ハン・スンヒに扮するソン・ユナの地面に消えそうな落ち着いて沈んだトーンと、ソ・ジウンに扮するムン・ジョンヒの翳りもなく明るい純粋なトーンが、不調和の中の調和を成してアンサンブルを出す。

実際に現実で精神的苦労が激しかったソン・ユナは、久しぶりの演技復帰作で、人生の深さが僅かに深まったことを演技に溶け込ませている。 胃癌末期患者の身体的苦痛と世の中に一人ぼっちで残る息子に対するとても悲しい母情、生まれて初めて心を開いた友達ソ・ジウンに対する言葉で尽くせない申し訳なさが、全て深い悔恨の中で切々と表現される。

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ムン・ジョンヒは、伸び伸びと育って純真で愛嬌があふれる明るいキャラクターから一日で恥辱的な背信感に包まれる人物を、説得力をもって描いている。 序盤には可愛くて愛らしいおばさんを演技して、ディテールがゴマ粒のように生きている演技をしたが、後半には背信感に包まれたソ・ジウンの心理変化を視聴者が摩擦音なく付いて行けるように、切れ目なくその変化を消化している。

おかげで、絶対友達になれない間であるハン・スンヒとソ・ジウンは、お互いに向けて送る切ない心が、水が流れるように自然に視聴者に伝えられる。

『どうすることも出来ない』人物のとんでもない事情と境遇が、この2人の俳優に会って、手に取るような生命力を帯びるようになった。

byどんぶらこ
by yoonaroom | 2014-10-07 15:15 | Comments(0)