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【映画批評】 [レビュー] <シークレット> スリラー映画で反転が持つ効果

[マックスムービー キム・ギュハン記者/2009.11.23 09:03]

推理要素が加味されたスリラー映画の面白味は、糸口を解決していく味にある。 <セブン デイズ>の脚本を書いたユン・ジェグ監督の演出デビュー作<シークレット>は、吸引力ある話、衝撃の反転、俳優たちの熱演など、三拍子を等しく揃えた映画だ。 結末に行って事件の転末が分かるように、精魂を込めた跡がある。 あなたがスリラー映画ファンだと自負するならば、これからユン・ジェグの名前を記憶しなければならないだろう。

刑事が殺人事件現場で妻の跡を発見する。 本当に妻が犯人であろうか。 映画は開始から魅力的な設定を見せて、気がかりなことが生ずるように作る。 犯人を分からなくさせるキャラクター描写と状況設定、監督があちこちに地雷のように植えておいた伏線と糸口を捜し出して連結して、それなりの推理をしてみる味と面白味が、かなり良い。 興味深い設定と人物構図の中で、ユン・ジェグ監督は推理的な要素を生かして、人物たちが持っている秘密を一つずつ剥ぐ。 登場人物の心理変化を逃さないで捕らえるカメラの動きは、映画の格を上げる。

この映画は、各人物たちの観点で見る時、もう少し興味深い。 彼らが置かれている状況が、映画の話をさらに細かくさせる。 一本調子の人物は1人もいなくて、話に自然に没頭することになる。 自分たちが隠したい秘密の中で自由でない人物たちの内心は、映画をさらに興味深くさせておく。

劇的なストーリーと繊細なキャラクター描写も、見る味をかきたてるが、さらに魅力的に近づくのは、観客の膝を打つようにさせる絶妙の反転だ。適切な時点で適切に反転を押しこんで、事件を決着させる。 ともすると、長くて退屈でつまらなく展開することができるが。 ユン・ジェグ監督はと、ても老練に話を引っ張っていく。 あたかも、事件現場にいるような生々しさを抱かせる。

<シークレット>は、真犯人と事件の動機、全部をぎゅうぎゅうに隠したまま話を解いていく。 観客を、どのようにすれば話にもっと陥らせることができるか、悩んだ跡が歴然だ。 あえて監督と頭脳戦を行わなくても良い。 秘密でいっぱいの話が、映画に適切な緊張感を付与する。 観客を劇に参加させる監督の手並みは、“久しぶりに会う、賢いスリラー映画”という判断を、躊躇なく下せるようにさせる。 エンディング クレジットが上がっても、席を外してはいけない。 最後にまた、他の反転がある。 何の事前情報なしで見るならば、映画を見る間中楽しいだろう。

<シークレット>は、俳優たちの熱演だけ見ても楽しい映画だ。 チャ・スンウォン、ソン・ユナ、リュ・スンニョンは、自身が引き受けたキャラクターを完璧に消化する。 妻を救うために孤軍奮闘するソンヨル役を担ったチャ・スンウォンの堅実な演技は、緊張とスリルを立体化する。 苦しく見えることができるジヨン役に生命力を吹き込んだソン・ユナの演技も、印象的に近づく。 特に、ジャッカル役に扮したリュ・スンニョンは完璧に近い演技を通して、体がこちこちになる緊張感を観客にプレゼントする。 キム・イングォンをはじめとして、パク・ウォンサン、オ・ジョンセ、チョン・インギなど、助演の演技は、節制されていながらも優れる。

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<22日にアップしたニューシスのインタビュー記事の写真の残りを貼りました。>

byどんぶらこ
by yoonaroom | 2009-11-27 10:39 | Comments(0)