[世界日報 ユ・ミンジュン記者/2009-11-20 13:43]
リュ・スンニョン、完璧悪役キャラクター作り出して
立派な話と名品俳優たちが会えば、どんな映画が誕生するのか、ユン・ジェグ監督がもう一度見せた。
映画「セブンデイズ」を通じて、堅いストーリーを通じて、反転の妙味を観客たちにプレゼントしたユン・ジェグ監督は、映画「シークレット」を通じて一歩前進された“韓国型スリラー”を作った。
「シークレット」は、チョ・ドンチョル殺人事件現場で妻“ジヨン”(ソン・ユナ扮す)の跡を発見した刑事“キム・ソンヨル”(チャ・スンウォン扮す)が、本能的に彼女の殺人証拠を隠して始まるスリラー。 1年前 交通事故で娘を失った後、関係が疎遠になった夫婦を中心に、殺害されたチョ・ドンチョルの兄で弟の復讐に血眼になった組織ボス“ジャッカル”(リュ・スンニョン扮す)、キム・ソンヨルによって殺人事件の容疑者に指定される“ソクチュン”(キム・イングォン扮す)、そしてキム・ソンヨルとはライバル関係の同僚刑事“チェ刑事”(パク・ウォンサン扮す)などの、色々な人物が絡まって混ざった関係の中で、事件の真実発掘は ますます複雑になった様相を浮かべる。
ユン監督の前作の“セブンデイズ”が、“なぜ”よりは“誰”に重きを置いて進行されたとすれば、「シークレット」は、“誰”よりは“なぜ”に焦点を置いて話を解いていく。 登場人物皆が、映画上で見られる理由とは違い、全く違う牌を持って、お互いがお互いを探索して追跡し始める。 そして、最後に明らかになる意図しない牌は、“セブンデイズ”に劣らない反転を見せる。
しかし、単純にストーリーの完成度が、映画の完成度を担保にはしない。 その内容を駆使できる俳優たちが必要なためだ。 「シークレット」は、そのような面で、こういうストーリーを最もよく駆使できる俳優たちが配置された。 特に、ボス“ジャッカル”を演技したリュ・スンニョンの演技は、誰も真似るのが難しい、もう一つの“悪役”キャラクターを誕生させた。
惜しいのは、“セブンデイズ”の残響が残っている人々の立場で、“なぜ”は捜し出すのが難しいのもあるが、“誰”は十分に予測できるという点だ。 これのために、少し鋭敏な観客ならスリラーの一つの軸を無くして行った訳だ。 また、“刑事”チャ・スンウォンの逆さまになった立場により、速度感は多少落ちる。 代わりに、パク・ウォンサンの介入は、ある程度 これを埋める役割をする。 来る12月3日封切り。
byどんぶらこ